第27回受賞発表会
 
2015/12/19
 
 第27回受賞発表会と記念パーティーは2015年12月19日、東京・お茶の水の連合会館にこれまで最高の130名が参加して行われ、受賞された3名の皆さんが講演しました。社民党副党首の福島みずほさんからメッセージが届くなど、和やかで晴れやかな集まりでした。
 講演要旨は、後日発行予定の、ニュースレター第10号に掲載します。受賞理由は別紙をご覧下さい。
 また今回は、発表会を記録した動画を次のページで公表していただきました。大変ありがとうございます。
      http://twitcasting.tv/chikapin1/movie/225421892

 

 
● 斉間淳子さん      (伊方原発反対の闘い)
 
 残念ながら、斉間淳子さんは体調を崩されたうえ、闘い半ばに亡くなった仲間の追悼集会を翌日に控えて参加することを断念されたため、ビデオレターでの参加になりました。ビデオレターの中で、斉間さんは南海日日新聞を創刊した夫の満さんをささえて、原発の真実を知らせる報道のために全生活をかけて闘ったこと、「八幡浜・原発から子どもを守る女の会」を結成して以降、絶えることなく続けている座り込み活動などについて話しました。「現地で反対し続ける人間がいるという事を全国に発信し続ける」という訴えに大きな拍手が沸きました。

● 方清子(ぱんちょんじゃ)さん
         (日本軍「慰安婦」問題解決のための闘い)
 
 えんじと黒の美しいチマチョゴリ姿で演壇に立った方清子さんは、1990年代初頭、元慰安婦であることを名乗り出た女性たちに突き動かされて闘いが始まったと述べ、「日韓条約によって一切の請求権は消滅した」という主張に固執し、国家の関与を否定する安倍政権を厳しく批判しました。橋下による「軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられた証拠はない」「当時、慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」という一連の発言を許さない闘いに対して、排外的な攻撃が吹き荒れた関西での屈することのない闘いの報告に、大きな拍手が沸きました。

 ● 山城博治さん      (沖縄における平和運動)
 
 悪性リンパ腫との闘病生活から復帰を果たしたばかりの山城さんは、いたって元気な様子で演壇に立ち、半ば心配しながら参加した沖縄を闘う仲間を安心させました。復帰闘争以来、一貫して沖縄の立場にこだわり沖縄の自立を考えてきたと述べた山城さんは、今や、翁長知事を先頭に「オール沖縄」として自立し団結するに至った闘いに「体が震える」と述べました。「辺野古に毎日1000人が集まれば建設は止まる」との呼びかけ、「宜野湾市長選挙で必ず勝つ」という決意が参加者皆のものになりました。